毎年11月3日に開催される「全日本剣道選手権大会」は、剣道日本一を決める剣道界の最高峰の大会です。
この記事では、第73回大会(2025年)を前に、注目選手・対戦と大会の見どころをお伝えします(個人の勝手な見解であることはご承知おきください)。

第73回 全日本剣道選手権大会
全日本剣道選手権大会は、毎年11月3日(文化の日)の日本武道館で行われ、各県の予選を勝ち抜いた代表63選手と昨年度優勝者の計64選手がトーナメント形式により日本一を争う大会で、今年で73回目を数えます。
- 開催日:2025年11月3日(文化の日)
- 会 場:日本武道館
- 形 式:個人戦(トーナメント)
- 出場選手:各都道府県代表+昨年度優勝者
- テレビ放映:13:00〜15:05(予定)/BS
15:05〜17:30(予定)/総合
LIVE配信
ライブ映像(試合場)の切り替えにお使いください。
GEN-DOの勝手な大予想
- 優勝候補第1位:林田 匡平(長崎) 希望!
- 優勝候補第2位:星子 啓太(東京)
出場選手と組み合わせ
第73回 全日本剣道選手権大会 | 全剣連の公式サイトをご覧ください。
注目選手
全日本剣道選手権大会優勝・準優勝経験者
- 國友 鍊太朗(2019優勝、2016・2014準優勝)
- 竹ノ内 祐也(昨年度優勝者、2014優勝)
- 棗田 龍介 (2023優勝)
- 村上 哲彦 (2022優勝)
- 松﨑 賢士郎(2020優勝、2023・2019準優勝)
- 林田 匡平 (2021準優勝)
- 西村 英久 (2015・2017・2018優勝)
- 星子 啓太 (2021優勝)
- 合屋 龍 (2024準優勝)
全日本学生剣道選手権大会優勝・準優勝経験者
- 黒川 雄大 (2021優勝)
- 鈴木 龍哉 (2023準優勝)
- 松﨑 賢士郎(2019準優勝)
- 木村 恵都 (2023優勝、2021準優勝)
- 林田 匡平 (2015優勝)
- 西村 英久 (2009優勝)
- 星子 啓太 (2019優勝)
現役学生選手
- 田畑 政樹 (法政大4年)
各ブロック注目の対戦と見どころ
- 左上ブロック:まずは何といっても昨年圧倒的な強さを見せて優勝した竹ノ内選手(東京)に注目です。このブロックには黒川選手(神奈川)、國友選手(福岡)、中根選手(茨城)といった若手・ベテランの強豪がいますが、潰し合いなどもあって竹ノ内選手に追い風が吹いているように思われます。
このブロック注目の対戦(一回戦)は
黒川(神奈川)✕近本(愛知)
の若手同士による対戦です。若手らしいスピード感のある戦いを期待します。 - 左下ブロック:このブロックは一昨年優勝、昨年も3位となった棗田選手(広島)が中心と考えられますが、3年前の優勝者村上選手(愛媛)や一昨年ベスト8の鈴木選手(千葉)もおり、非常に予測が難しいとブロックだと思います。
このブロックの一回戦は
清家(大阪)✕椋梨(東京)
の大阪県警と警視庁の意地のぶつかり合いに注目です。
また個人的には福岡県大会を制した田城選手の活躍を期待します。 - 右上ブロック:このブロックは近年の実績から見て松崎選手(茨城)が勝ち上がってくる可能性が高いと考えますが、こちらも加納選手(東京)、木村選手(大阪)、林田選手(長崎)など、実績のある選手が多く、誰が勝ち上がっても全く不思議はありません。
このブロックは何と言っても
橋本(埼玉)✕林田(長崎)
の対戦に注目です。出場選手最年長45才の橋本選手が若く勢いのある林田選手とどう戦うか、武道の真骨頂を見せて欲しいところです。 - 右下ブロック:こちらのブロックは優勝候補の最右翼と目される星子選手(東京)に注目です。警察選手権も東京都大会も制し、非常に充実しているように思われます。このブロックには西村選手(熊本)がおり、二人が対決するとなると高校・大学とも同じ先輩後輩対決となり、それも注目のカードとなると思います。
このブロックは、
合屋(京都)✕池田(福岡)
昨年準優勝の合屋と学生時代に輝かしい実績を持つ池田選手の一回戦に注目です。
剣道観戦初心者でも楽しめるポイント
剣道観戦初心者が楽しむためのチェックポイントです。
- 踏み込みの音:いわゆる普通の剣士とこういう大きな大会に出てくる一流選手のはっきりと感じられる一番の違いは踏み込みの音です。とりわけ日本武道館で生で試合を見ると「ドン、ドン」と体の芯に響くような踏み込みの音が小気味よく感じられるので、そういう試合の雰囲気を楽しんでください。
- 構えの違い:普通に道場で稽古していると見ることの少ない「上段」の選手がいます。今回の大会では西澤選手(長野)、野村選手(神奈川)、棈松選手(埼玉)が該当します。中段同士の戦いとは全く違うので注目して見てください。
- 大技に注目:一本は一瞬であり、全部の技を見分けることはとても難しいです。まずは大きな技(とりわけ面技)に注目して、どちらの選手が押しているのか全体の流れを見るようにしましょう。
- 礼と所作:勝敗以外にも、礼法や選手の立ち振る舞いも剣道の見どころです。
昨年の全日本剣道選手権大会決勝戦
まとめ
第73回全日本剣道選手権大会(2025)は、2017年以降の優勝者がすべて揃う非常に豪華な顔ぶれで行われます。
また昨年度圧倒的な内容で優勝した竹ノ内選手と優勝候補筆頭と見られる星子選手が反対の山に入ったことも大会全体を盛り上げてくれるのではないかと思います。
近年の成績からだけ見ると、松崎選手(茨城)、星子選手(東京)が非常に安定しているように思われますが、毎年「波乱」は必ずどこかで起こっており、今大会も誰が優勝しても全くおかしくなく、面白い大会になることを期待しています。