
剣道を始めるとき、剣道着ってどう選ぶの?
値段はピンからキリまであり、素材が違うことも見た目が違うこともわかる。けどそれが違うからどうだと言うのか、何を選んだら良いのかさっぱりわからないという方、いらっしゃるかと思います。
ここでは、特に初心者の子どもと大人を中心に、経験者まで剣道着を選ぶポイントを紹介したいと思います。今回は袴ではなく、剣道着(上)についてお話します。
剣道着選びの基本ポイント
剣道着は主に以下の要素で選びます。
- 価格(4,000〜120,000円程度)
- 色(紺・白など)
- 素材(木綿・ポリエステル)
- 厚み(一重・二重)
- その他(サイズ感など)
初心者(子ども)におすすめの剣道着
子どもはまず「他の子供達とあまり違わないこと」を気にするので、道場の他の子の親や近所の武道具店に聞くのが一番ですが、基礎知識的なことを書いておきます。
- 価格:4,000円程度のもので良いと思います。
- 色:白または紺。「色」のところで説明します。
- 素材:今はジャージ素材(ポリエステル)がほとんどだと思います。以前は綿の六三四刺(✕模様の剣道着)の剣道着を着てる子もいたのですが、今はほとんど見かけることがなくなってしまいました。
- 一重/二重:一重(しかありません)。
- その他:
- 成長を考えてワンサイズ上を選ぶのがおすすめです。剣道の場合、身を守る意味もあることを忘れないようにしてください。
- 週3回程度の稽古であれば、最初はジャージ素材のもの一枚で良いと思います(洗濯しても数時間で乾きます)。
初心者(大人)におすすめの剣道着
大人は好きにすれば良いのですが、原則的なことを知った上で好きなものを選ぶことをおすすめします。
- 価格:10,000円前後のものをおすすめします。
- 色:紺をおすすめします。
- 素材:ジャージ素材をおすすめします。剣道の昔からの文化的なところが好きで始められる方は、もちろん綿のものをお使いください。
- 一重/二重:一重が良いと思います。
- その他:
- 子どものところにも書きましたが、身を守る意味もあるため、迷った場合は大きい方を選択することをおすすめします。
- 土日と2日続けて稽古する場合、綿のものは洗濯してしまうと翌日乾かない可能性があります。
経験者におすすめの剣道着
経験者の方については、単なる考え方の共有です。なるほどと思うことがあれば参考にしてください。
- 価格:稽古用と試合・立ち合い用とで価格帯の違うものを複数枚持っていらっしゃる方がほとんどではないかと思います。
- 色:白を着てみたいと思われている方もきっといらっしゃいますよね。
- 素材:試合・立ち合い用に綿のもの一枚はマストだと思いますが、稽古用にはジャージ素材のものでよいのではないかと個人的には思います。
- 一重/二重:立ち合い用には二重が重厚感があってよいかと思いますが、重いので試合には一重の方が良いと思います。
- その他:手刺しもあるかと思いますが、本記事ではそこまで語りません。
価格
価格は本当にピンキリで4,000円程度のものから100,000円を優に超えるものまであります。価格差の要因は、ほとんど素材と日本製 or 海外製の違いになります。
ジャージ素材のものであれば、4,000円位からあります。安いものはひと目でジャージとわかりますが、初心者(子ども)であれば、それで十分かと思います。
初心者(大人)の場合、「安いものでいい」と割り切ってもよいですが、当たり障りがないのは10,000円前後のひと目ではジャージとわからないジャージ素材のものがおすすめです。
色
以前は、女性には白い剣道着を身につけている方がそれなりにいたのですが、今は大分少なくなったというのが実状かと思います。なので、初心者(大人)においては、ほぼ「紺一択」でよいと思います。
子ども(中高生を含む)の場合、少し事情が異なります。道場や学校で合わせて白い剣道着を着ていたり、白を好んで着ている子がいたりもするので、その辺の事情をよく見て選んであげる必要があると思います。ただし、一般に剣道着(上)が紺で、袴が白という組合せで着ることは、通常ありませんので知っておいてください。
素材
素材は綿か、ジャージ素材かということになりますが、それぞれの特徴は以下の通りです。
| 綿 | ジャージ | |
| 長所 |
|
|
| 短所 |
|
|
一重と二重の違い
一重は軽く、初心者や夏場に向いています。
二重は厚く丈夫で、防御性と見た目の重厚感があります。
上級者になると互いの打突が強くなるため、二重は欲しくなる一品だと思います。
まとめ:段階に応じて増やしましょう
今は剣道着に関しては、機能性素材の出現により選択肢が増えたので、あまり冒険せず、最初は軽く扱いやすいジャージ素材のものを一枚購入し、サイズ感や素材感を確かめながら、新しいものを増やしていくのが良いと思います。
ただ便利さばかりを追求すると、正直に言って、もはや綿の剣道着を買う機会ってなくなってしまうのではないかと思いますが、何十年も剣道をやってきた身からすると昔ながらの剣道着にも袖を通してみて欲しいなと思います。使ってみれば、その風合いの良さや着心地の良さは一目瞭然です。
「あ、いい剣道着着てる」とかって道具の良し悪しがわかるようになるのも剣道の楽しみの一部だと思います。