GEN-DO|考えて、動く。

思考と行動のあいだにある「道」を探求するブログ。 日々の気づき、考え方のヒント、行動を変える習慣、そして剣道から学んだ哲学を綴る。 考えるだけで終わらせず、実際に「動く」ことで見える景色を共有する。

第73回全日本学生剣道優勝大会(2025)結果

2025年11月16日、Asueアリーナ大阪で「第73回 全日本学生剣道優勝大会」が開催され、今年の学生剣道日本一が決まりました。
本記事では、準決勝・決勝の試合を中心に大会を振り返りたいと思います。

大会結果

試合内容

決勝:筑波大学 vs 国士舘大学

出典:毎日新聞

●筑波大 1 ー 3 国士舘大

学生日本一を決める決勝戦は、関東大会準決勝の再戦。その時は筑波大が勝っている。そしてこの試合も、先鋒戦を勝利した筑波大が先行する。関東大会では終始リードされながらの戦いを余儀なくされた国士舘大には嫌な流れだが、次鋒:藤堂選手、五将:留場選手が連勝して、このムードをひっくり返す。筑波大は、関東大会で1-1からの大将戦を菅野選手が勝って優勝しているとは言え、国士舘大大将の中田選手の底力を考えると、筑波大は何とかリードした形で大将につなげたいところだったろう。しかし中堅・三将・副将戦がいずれも引き分けに終わり、国士舘大が1勝リードで大将戦を迎える。前回序盤少し様子を見てる間に一本を取られてしまった中田選手だったが、この試合では序盤から攻勢に出て、菅野選手の小手の出ばなに見事な面を決める。最後は菅野選手が取返しにくるところを面返し面にさばいて国士舘大が2年連続の優勝を決めた。

準決勝1:筑波大学 vs 鹿屋体育大学

出典:毎日新聞

〇筑波大 2 ー 1 鹿体大●

鹿屋体育大は、先鋒の山下選手が鮮やかな小手の二本勝ちを決め、波に乗るかと思われたが、次鋒・五将がこれに続くことができない。むしろ負けている筑波大の方が落ち着いて、かつ積極的に技を出していい流れを作っていく。そして迎えた中堅戦、少し強引な技が目立つ鹿屋体育大の舩迫選手が突きにきたところを筑波大の荒木選手が退きながらかわして面を先取、その後もうまくさばいて一本勝ちとする。その流れで三将・副将が引き分けとなり、1-1のまま大将戦へ。両大将とも積極的に技を出し、いい試合を展開する。特に鹿屋体育大の安田には惜しい小手が二本ほどあったと思うが、残念ながら旗は上がらない。そして終盤、引き分けなら本数で負けてしまう筑波大の大将菅野が攻撃のペースを上げると、ついに小手から面へとわたって一本を奪う。今度はこのままだと負けてしまう鹿屋体育大の大将安田が反撃するが時間切れ。筑波大が決勝進出を果たしました。

準決勝2:国士舘大学 vs 法政大学

出典:毎日新聞

国士舘大 3 ー 3 法政大●

  (5)−(4)

法政大の先鋒田畑選手が小手と面で二本勝ちするが、国士舘大の次鋒藤堂選手がすぐさま面で二本勝ちして五分に戻す。
しかし、法政大の五将川崎選手、三将高橋選手がともに面で一本勝ちして法政大がリードを広げる。
副将戦、引き分けも許されない苦境に立たされた国士舘大副将の久米田選手であったが、試合終了間際に大将に望みをつなぐ一本を奪う。
大将戦、スコア上はまだ法政大が有利だが、国士舘大の大将は関東学生個人チャンピオンの中田選手、十分に逆転が期待できる。
そして中田選手はその期待通り、見事に小手と面の二本を奪い国士舘大を2年連続の決勝戦に導いた。

まとめ

今大会決勝戦を争った国士舘大と筑波大は、国士舘大は2回戦の立命館大戦で、筑波大は3回戦の日大戦で代表戦を制して勝ち上がっている。また優勝候補の一角とも思われた中央大は2回戦で大阪体育大に敗れている。
結果だけを見ると強いチームが当たり前のように勝ったように見えますが、大会全体を見渡すとそれが決して当たり前の結果ではないということがよくわかります。
来年以降の学生剣道にも、注目していきたいと思います。


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