
「お尻やお腹が上手に使えていない」と言われてませんか?
左足のふくらはぎの痛みはの原因は、技のクセや疲労、ストレッチ不足など様々な原因が考えられると思いますが、今回は「お尻やお腹が上手に使えていない人」や原因を探ってる人に向けた記事になります。
ただ、本記事は「ふくらはぎ痛」の改善・予防だけでなく、技の観点でも意味のあるものだと思っており、「ふくらはぎ痛」を持っていない方にも読んでみていただければと思います。
自身の経験
4、5年前から数年間、冬場になるとふくらはぎ痛か起こり、稽古ができない期間がありました。整形外科の先生に診ていただいくと、いつも「軽い肉離れ」と診断され、数年間毎年、春先まで理学療法士の先生とリハビリを行ってきました。
- 痛むのは決まって左足ふくらはぎからアキレス腱のやや外側
- 「お尻やお腹の筋肉が上手に使えていない」との指摘
- 先生からはお腹、お尻、太もも、ふくらはぎの連動が大切とのこと
- 春先まで理学療法士の先生のもと、リハビリを実施。
- 3年ほど同じことを繰り返したが、昨年は出なくなった。
ポイント:この手の話は100%正しいと言い切れないのですが、昨年症状が出なかったのは、理学療法士の先生が教えてくれていることが何となく「わかった」からだと感じています。ふくらはぎが痛い人がみな同じ症状だとは思いませんが、似たようなことが起こっている方もいらっしゃるものと想像します。
「お尻やお腹が上手に使えていない」とは多分こういうこと

- 図の左側は構えている時の足や骨盤の状態、右側が打突開始時の足や骨盤の状態。
- 右足の支えがなくなった時、お尻やお腹(青の楕円部)が頑張って両足で立っている時と同じ形をキープしないと足や体の向きが崩れる。
- 左足は床に力を伝えようとするが、この状態だと単に伸ばすだけでは力が伝わらないので、ふくらはぎが「足を立てながら、床を押そうとする」ために負担がかかる。
お尻やお腹を使うイメージ
- 構えた時、お尻をキュッと締める。
- 足はまっすぐ前に向けるではなく、左右ともわずかに開く、パニオン立ち(この方がお尻の力を感じることができる)。
- お腹を少し引っ込める。左拳がお腹にくっついてしまっている人は、実は手よりもお腹への意識が足りないケースの方が多いのではないかと思います。
- 打突を始めるとき、左腰が左に逃げないことや、浮かせた右足の先が内側に向かないように気を付けて打っていくようにするとよいと思います。
- あと攻め足を出す(右足を送る)時に、お腹が出過ぎてしまわないようにするということも大切だと思います。
- これをやった結果、ふくらはぎ痛がなくなっただけでなく、お相手を正面で捉える感覚が良くなり、すごく攻めが効くようになりました。
リハビリ時に行っていたメニュー
以下はリハビリ時に行っていたトレーニングの一部です。回数・負荷は自分の体力に合わせて調整してください。
1) 片脚立ちのトレーニング
- 右足を床から話して片足立ちになります。
- 鏡で骨盤を確認し、水平に保ちます。
- 15〜30秒キープ × 2~3セット
- 反対の足もやる(左右やって上手にできる方のバランスを参考にする)
3) 片足カーフレイズ
- 壁やバーなどに両手を軽く添えて、肩幅くらいに足を開いて立ちます。
- 右足を床から少し浮かせます。
- 左足でつま先立ちになるようにかかとをゆっくりと上げます。指に力が入りすぎているとかかとが上がらないので気を付けてください。
- かかとが一番高い位置まで来たら、数秒キープします。
- かかとをゆっくりと、床に付く寸前まで下ろします。
- 3~5を繰り返す。5〜15回 × 2〜3セット
他の原因も念頭に置く
本記事で主に扱っているのは「お尻やお腹が上手に使えていない」ことが原因でふくらはぎが痛むケースです。
ふくらはぎ痛の原因は、他にも数多く考えられるため、医師やその他専門家の方に診ていただき、適切な判断をしてもらってください。
まとめ
ふくらはぎの痛みに対して「お尻やお腹が上手に使えていない」と言われると、お尻やお腹が「蹴ること」そのものに対して貢献していない、つまり「ふくらはぎだけで蹴っている」と言われていると思ってしまうのですが、実はそうではなく、「ふくらはぎの蹴る力が十分に床に伝わるようにするためには、体幹と言われる部分がしっかり固定される必要がある」ということだったというわけなのです。