GEN-DO|考えて、動く。

思考と行動の間にある「道」を探求する剣道ブログ。 日々の気づき、考え方のヒント、行動を変える習慣、そして剣道から学んだ哲学を綴る。 考えるだけで終わらせず、実際に「動く」ことで見える景色を共有する。

剣道のメリット・デメリット|剣道の良いところ悪いところ5選

剣道には多くの魅力があります。
一方で、長く続けていると「これは大変だな」と感じることもたくさんあります。

今回は、剣道経験者の視点から、剣道の良いところと悪いところを5つずつ紹介したいと思います。

ただし、ここで挙げることはあくまで私の視点です。
人によっては「そこが嫌い(好き)」と感じることもあるでしょう。

これから剣道を始めようと思っている方や、剣道に興味がある方の参考になれば幸いです。

剣道の良いところ(メリット)

① 身体能力があまり関係ない

剣道の最大の魅力は、体格や身体能力の影響が比較的少ないことだと思います。

もちろん体格や身体能力に勝っていることは、大きなアドバンテージではあるのですが、それ以上に間合いや機会、そして心の働きが大切になります。

他の格闘技と比べると、剣道はボディコンタクトが少ないため、腕力の影響を受けにくいと言えます。

また他のスポーツでは、どうしても走力や跳躍力が求められることが多くなると思いますが、走る、跳ぶといった動作が少ない剣道では、その影響もあまりありません。

そのため、体格や身体能力に大きく恵まれていなくても、工夫次第で体の大きな相手、運動神経のよい相手を倒すことができます。

② 少人数でも稽古できる

剣道は、広い場所や大人数がいなくても稽古ができます。

極端に言えば、二人いれば稽古が成立します。

また、上記①の通り、身体能力の影響が少ないため、相手を選ばず誰とでも稽古することができます。

③ 剣道は何歳までできる?

剣道は年齢を重ねても続けられます。

若い頃と同じような動きはできなくても、経験や技で勝負することができます。

そして何より、剣道にはそのように年齢を超えてたくさんの人が一緒に稽古できる場があります。

実際に高段者の先生方の中には、70代、80代になっても稽古を続けている方が多くいらっしゃいます。

年齢を超えて長く続けられるのは、剣道の大きなメリットの一つです。

④ 一生の仲間ができる

剣道を同じ道場や学校で長く続けると、自然と強い仲間意識が生まれます。
これは他のスポーツなどでも同じだと思います。

ですが、剣道は非常に長く続けることが可能なので、子どものころの仲間、学生時代の仲間が、大人になってからも剣道続けていて、剣道を通じた交流が続くことも珍しくありません。

剣道を通じてできる人間関係は、とても貴重なものだと思います。

⑤ 道具選びが楽しい

剣道の道具には、竹や革などの自然素材で作られた道具がたくさんあります。

特に竹刀や革鍔、変わり塗りの胴などは、全く同じものを探しても、同じものは二つとありません。

また、突垂や胴胸を飾る曙光は、その昔、武士が知らない土地でたった一人で死んでしまったとしても寂しくないように鎧を飾り立てていたということの名残なのだそうです。
そう考えると曙光もただの飾りとは思えなくなってきませんか?

自分に合った道具を選ぶ楽しさも、剣道の魅力の一つです。

剣道の悪いところ(デメリット)

① 上達に時間がかかる

剣道は上達に時間がかかります。

技術だけでなく、間合いや機会、心の持ち方など、身につけるべきことが多いことが一番の要因なのですが、それだけではありません。

剣道の指導者には、手っ取り早く勝とうとするような考え方に対して否定的な人が多く、教わる側の立場からすると教わった通りにやっても結果が出ないという期間が長くなる傾向があります。

これは、「楽しみながら上達したい」という考えとは、ぶつかってしまうことが多いかと思います。

ただ最近はYoutube等で若く実績のある先生達が、試合などで効果的な技をたくさん教えてくれているので、そういうものを利用してみるのも良いかも知れません。

② 剣道をやっているから礼儀正しいとは限らない

剣道は礼儀をとても大切にします。これは事実です。

道場ではたくさんの礼儀作法を学ぶことができますが、「剣道をやっていれば礼儀正しくなれる」と思ってしまうのは大きな間違いです。

しかし、残念ながら剣道には、このような考え方の人が割とたくさんいます。
だから、この点を「悪いところ」の方に取り上げたのです。

自分は礼儀をわきまえている、相手は礼儀知らずであると思うことほど失礼なことはありません。

「剣道をやっているから礼儀正しい」という考えは絶対に捨てるべきだと思います。

③ 勝敗がわかりにくい

剣道の試合は、有効打突によって勝敗が決まります。

しかし有効打突の条件は複雑で、経験がない人には分かりにくいことがあります。

初めて試合を見る人にとっては「なぜ今の一本なのか」が理解しづらいかもしれません。

ただ、そうは言っても、2〜3ヶ月お子さんの剣道などを見る機会に触れていたら、大体のことはわかるようになると思います。

有効打突については、こちらの記事で詳しく解説しております。

gen-do.jp

④ 夏は暑い

剣道は防具を着けて稽古を行います。

そのため特に夏場はとても暑く、体力的にきついと感じる人も多いでしょう。

なのに、裸足なので冬はとても寒いのです。

⑤ 道具が高い

剣道を始めるには、防具や竹刀などの道具が必要です。

防具一式をそろえると、それなりの費用がかかります。

これが剣道を始めるハードルになっている面もあります。

剣道が向いている人

剣道は万人向けの趣味とは言えませんが、次のような人にはとても向いていると思います。

  • 長く続けられる趣味を持ちたい人
  • 年齢を重ねてもできる運動を探している人
  • 精神的な成長を大切にしたい人
  • 武道の文化に興味がある人

剣道の良いところと悪いところは表裏一体

ここまで剣道のメリットとデメリットを紹介してきました。

しかし、良いところと悪いところはいつも背中合わせだと思います。

上達に時間がかかるということは、それだけ長く学び続けるだけの深みあるということでもあります。

礼儀を重んじる文化も、人によっては窮屈に感じることがあるかもしれません。

剣道は決して万人に向いているものではありません。

しかし自分に合う人にとっては、一生続けられる趣味になり得ると思います。


👉 ぜひ一緒にお読みください:これまでの記事