昨年から、「全日本剣道選手権大会」と同日に開催されるようになった「全日本女子剣道選手権大会」は、剣道女子日本一を決める大会です。
この記事では、第64回大会(2025年)を前に、注目選手・対戦と大会の見どころをお伝えします(個人の勝手な見解であることはご承知おきください)。

第64回 全日本女子剣道選手権大会
全日本女子剣道選手権大会は、昨年から11月3日(文化の日)に日本武道館で行われようになりました。各県の予選を勝ち抜いた代表63選手と昨年度優勝者の計64選手がトーナメント形式により剣道女子日本一を争う大会で、今年で64回目を数えます。
- 開催日:2025年11月3日(文化の日)
- 会 場:日本武道館
- 形 式:個人戦(トーナメント)
- 出場選手:各都道府県代表+昨年度優勝者
- テレビ放映:13:00〜15:05(予定)/BS
15:05〜17:30(予定)/総合
LIVE配信
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GEN-DOの勝手な大予想
- 優勝候補第1位:笠 日向子(東京)
- 優勝候補第2位:藤崎 薫子(大阪)
出場選手と組み合わせ
第64回 全日本女子剣道選手権大会 | 全剣連の公式サイトをご覧ください。
注目選手
全日本女子剣道選手権大会優勝・準優勝経験者
- 近藤 美洸 (昨年度優勝者)
- 志藤 綾子 (2021準優勝)
- 末永 真理 (2022、2013、2012優勝、2019準優勝)
- 佐藤 みのり(2018準優勝)
- 高橋 萌子 (2017、2018優勝)
- 妹尾 舞香 (2021優勝、2022、2023準優勝)
- 大西 ななみ(2016準優勝)
全日本女子学生剣道選手権大会優勝・準優勝経験者
- 水川 晴奈 (2024、2022、2021優勝)
- 佐藤 悠月 (2025準優勝)
- 佐藤 みのり (2018準優勝)
- 藤崎 薫子 (2018優勝)
- 高橋 萌子 (2015優勝、2012準優勝)
- 小川 萌々香 (2016優勝)
- 妹尾 舞香 (2021準優勝)
- 川合 芳奈 (2023優勝)
- 大西 ななみ (2017優勝)
- 松本 智香 (2017準優勝)
現役高校生選手
各ブロック注目の対戦と見どころ
- 左上ブロックは、もちろん、昨年優勝者の近藤選手(東京)が中心と思われますが、水川選手(大阪)、志藤選手(埼玉)、末永選手(和歌山)、柿元選手(福岡)など、過去に大きな大会で実績を残した選手が多数おり、激戦必至と思われます。中でも末永選手は、出場14回目ながら今もって優勝候補の一角であり、目が離せません。
このブロックの一回戦では
水川(大阪)✕志藤(埼玉)
の実力者同士の対決に注目したいと思います。 - 左下ブロックは、何と言っても高校生ながら熊本県予選で渡邊タイ選手を破って代表の座を手にした中司選手(熊本)が気になります。中司選手は夏のインターハイ女子個人のチャンピオンでもあり、今大会でも台風の目となること間違いなしです。このブロックにはその他にも佐藤選手(東京)、高橋選手(神奈川)、藤崎選手(大阪)といった実力のある選手が揃っています。
このブロック注目の一回戦は
木村(兵庫)✕中司(熊本)
です。中司選手がスムーズに1回戦を乗り切るとそのまま勢いに乗って上位進出なんてことがあるかも知れません。 - 右上ブロックは、笠選手(東京)、川合選手(静岡)、竹中選手(茨城)の筑波大勢と妹尾選手(福岡)の勝ち上がりに注目です。ここのところ、妹尾選手に一時の勢いがないように感じられますが、「受けが強い」印象だった剣風を何か変えようとしているような雰囲気もあり、この辺がしっくりくるようになると優勝候補No.1にもなり得る存在だと思います。
このブロックの1回戦からは
石田(岡山)✕笠(東京)
の若手同士の対戦に注目します。実績的には笠選手が一枚上手と見ますが、水川選手の抜けた岡山県の代表となった若い石田選手の戦いぶりを見てみたいです。 - 右下ブロックは、顔ぶれを見ると警察選手権を制した松本選手(神奈川)が頭一つ抜けているように思われますが、1回戦から全日本女子学生剣道選手権3位の実績を持つ北澤選手(長野)と対戦するなど、簡単に勝ち上がらせてもらえそうにはありません。
このブロックは、
松本(神奈川)✕北澤(長野)
の一回戦に注目したいと思います。
昨年の全日本女子剣道選手権大会決勝戦
まとめ
一個人の感想に過ぎませんが、最近の男子の全日本剣道選手権は、あまり個性的な剣を使う選手がいなくなってしまい、よく言えば正剣を使う剣士同士の厳しい戦いなのですが、悪く言うと皆似たような感じで、同じようなところで争っているように見受けられます。それに対して女子の試合は、比較的男性の剣道に近いオーソドックスなタイプの剣士と個性的な技を使う技巧派の剣士がほどよく混在していて、見る試合見る試合がみな違うようなとても新鮮な印象を受けます。全日本女子剣道選手権を見るにあたっては、こういった剣風の違いなどを意識して見ると楽しいのではないかと思います。