
剣道用語一覧|初心者から段審査まで
剣道には「攻め」「残心」「有効打突」など、理解しておきたい重要な用語が数多くあります。
本記事では、初心者から段審査対策まで役立つ剣道用語を一覧形式でまとめました。
気になる用語から読み進めてください。
あ行
- 相打ち
互いの打突が同時に当たる状態。 試合では通常、有効打突とはならない。 - 足さばき
足のつかい方、動かし方。歩み足、送り足、開き足、継ぎ足などがある。 - 応じ技
相手の打突に対して、竹刀操作と体さばきにより相手の打突を無効にし、体勢を崩すことなくすかさず打ち込む技。抜き技、すり上げ技、返し技、打ち落とし技などがある。
か行
- 構え
ただちに有効な動きができるように整えた心や体の基本姿勢。 - 気剣体一致
気とは気力、剣とは竹刀操作、体とは体さばきと体勢のことである。これらがタイミングよく調和がとれ、一体となって働くこと。
有効打突とは、気剣体の一致した打突のことをいう。 - 機会(打突の機会)
打突の機会(好機)は、基本的に次の通りである。
- 相手の動作の起こり頭(出ばな)
- 技の尽きたところ(動作や技が終わったところ)
- 居ついたところ(心身の緊張が緩んだ瞬間、気持ちで圧倒されたとき)
- 引きはな(退がるところ)
- 受け止めたところ(受け止めたところ以外に隙が生じる)
- 息を深く吸うところ(息を吸うときは、相手の動作が止まる) - 剣道(剣道理念)
剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である。 - 剣風
稽古や経験の積み重ねによってにじみ出てくる、人それぞれの剣道の個性のようなもの。 - 小手
打突部位の一つであり、右手首のこと。上段に構えている場合には左手首でもよい。また、手から前腕にかけてを打突から保護する防具のことでもある。
さ行
- 三殺法(さんさっぽう)
相手を制するための手だて。相手の剣、技、気の三つを封じること。- 剣を殺す-相手の剣を押え、払うなどして剣の働きを制する。
- 技を殺す-先手先手と攻め、相手に技をしかける余裕を与えない。
- 気を殺す-気力で相手を圧倒し、相手が攻撃しようする機先を制する。
- 残心(ざんしん)
打突した後でも油断することなく、相手の反撃に対応できる身構えと気構え。 - しかけ技
相手の動きや構えの崩れ、打突しようとする動作の起こりなどを捉えて打突する技。自ら仕掛けて打つ技。一本打ちの技、払い技、二・三段の技、出ばな技、引き技、かつぎ技、片手技、上段からの技、巻き技などがある。 - 攻め
相手の心理や動きを読み取り打突の機会を作り出すための仕掛け。
た行
- 垂れ
腰、下腹部、大腿部を打突から保護する防具。腰に巻いて着用し、3枚の大きな大垂(おおだれ)と2枚の小さな小垂(こだれ)で構成される。 - 突き
打突部位の一つであり、喉のこと。また、喉を打突から保護する防具(面の一部)のことでもある。 - 手の内(てのうち)
竹刀の握り方、打突したり応じたりするときの両手の力の入れ方、緩め方、釣り合いなどを総合した掌中の作用。竹刀を強く握り締めないで正しく保持し、手首をリラックスさせることにより、肩、肘、手首、拳へと運動が伝導し、効率のよい鋭い打突が可能となる。 - 胴
打突部位の一つであり、胴体のこと。左右どちらから打ってもよい。また、胴体を打突から保護する防具のことでもある。
な行
- 二・三段の技
最初の部位を打突して、これによって相手が変化し、隙のできた部位を続けて打突する。また、間合が遠くて一本打ちの技をしかけることが出来ない場合や、構えに隙がなくて打突が出来ない場合に、最初の打突で打つ間をつくるとともに構えを崩し、すかさず隙のできた部位を打突する技も二段技である。さらに隙のできた部位を続けて打突する技が三段技である。
は行
- 八相の構え(はっそうのかまえ)
太刀を大きく右肩にとり、相手の動作を監視しながら、相手の出方によって攻撃にでる構えである。現在の剣道の試合で用いられることはほとんどない。 - 平常心(へいじょうしん)
物事(事象)の変化に対し、日頃の気持ちで動揺することなく、冷静に対応できる磨かれた心の状態をいう。事に臨んで心を動かすことなく、ふだんと変わらない平常の心で対処することは非常に難しいことだが、剣道では、この平常と変わらない心を持つことを強く求めている。
ま行
- 間合い
間合とは自分と相手との距離をいう。間合には、一足一刀の間合、遠い間合、近い間合の三つがある。- 一足一刀の間合
剣道の基本となる間合で、一歩踏み込めば相手を打突できる距離。 - 遠い間合(遠間)
相手との距離が一足一刀の間合より遠い間合。 - 近い間合(近間)
相手との距離が一足一刀の間合より近い間合。
- 一足一刀の間合
- 目付(めつけ)
よい姿勢を維持するための目の役割とともに、相手の動きに対して、常に有利な態勢を維持したり、相手の変化に対応するための目の働きのことをいう。目は相手の顔面(目)を中心に、全体を見るようにするのが基本的な方法である。 - 面
打突部位の一つであり、頭部のこと。また、頭部・顔面・喉を打突から保護する防具のことでもある。 - 元太刀(もとたち)
掛かり稽古や打ち込み稽古において、相手の技を受け止める側の人。
や行
- 有効打突
剣道試合・審判規則第12条に「充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの」と規定されている。
わ行
- 脇構え(わきがまえ)
半身になりながら太刀を右脇にとり、相手の動作を監視しながら、相手の出方に応じて臨機応変に攻撃に転じる構え。現在の剣道の試合で用いられることは通常ない。
剣道用語を理解する重要性
剣道において用語の理解は、単なる知識ではなく稽古の質や量に直結します。
例えば、先生から「間合いを考えて稽古しなさい」と言われても、「間合い」の意味がわからなければ、アドバイスの意味がありませんし、これをその場で一から説明していたのでは、時間がいくらあっても足りません。
また、段審査においても用語の理解は必須となります。
段審査対策としての活用方法
段審査では、用語の意味を正しく理解し、自分の言葉で説明できることが求められます。本ページを辞書のように使いながら、理解を深めてください。